日記
diaryFCのお誘いを、ぜんぶ断っている話。

最近、ありがたいことに、FC──フランチャイズのお誘いをいくつもいただきます。
「MOMOの屋号で店をやらせてほしい」「展開のパッケージを組みませんか」。ブームの話を先日書いたばかりですが、ああいうお話が来ること自体、ブームの真ん中にいる証拠なんだと思います。
で、結論から言うと、いまは全部お断りしています。
誤解のないように言うと、FCという仕組みが悪いとは思っていません。あの仕組みで広がって、世の中を便利にしてきた商売はいくらでもあります。
ただ、ぼくが引っかかるのは、お金と場所があれば、ピラティスに触れたことのない人でも明日からスタジオのオーナーになれてしまう、という部分なんです。
うちの商品は、セッションの中身です。姿勢の小さな変化に気付くこと、カルテの一行、スプリングの一段。その細部を知らないまま経営される店に、うちの名前が掛かっている──想像しただけで、ちょっと胃が痛い(笑
看板を貸すことは、細部ごと預けることなので。
じゃあ、MOMOは一生1店舗のつもりかというと、実はそうでもありません。
増えるなら、こういう順番がいいと思っているんです。
うちで働いたインストラクターが、いつか「自分の店を持ちたい」と思ったとき、MOMOの屋号で独立する。FCをやるなら、その形──社員の独立支援としてのFCだけをやりたい。
理由は数えるほどあります。
まず、その人はうちの細部を全部知っています。カルテの書き方も、朝7時のスタジオの空気も。看板を預ける相手として、これ以上の人はいません。
開業のお金も、会社として支援できます。独立のいちばん高いハードルを、ひとりで越えさせなくていい。
ずっと担当してきたお客様がいる状態で始められます。独立がゼロからの博打になる最大の理由は「顧客ゼロ」ですが、それがない。
サイトも検索も、うちはそれなりに強くしてきました。集客の土台を使える。困ったときは、応援に入り合える。
つまり、独立のいちばん怖い部分──ゼロと孤独──を、仲間のままで越えられる訳です。
これは採用の話でもあります。「いつか自分の店を」という夢は、インストラクターの多くが心のどこかに持っているものだと思うんです。うちはその夢を、辞めて叶える夢ではなく、続けた先で叶える夢にしたい。
白状しておくと、まだ制度と呼べるものはありません。1号店の候補が社員から現れているわけでもない。でも、方針として先に書いておきます。給与のときと同じで、書いてしまえば、もう逃げられないので(笑
店を増やすことが目的ではなくて、いい店と、いい働き手が増えることが目的。この順番だけは、間違えないでいたいんです。
麻布十番・白金高輪でピラティスインストラクターの求人をお探しなら、MOMOの採用ページへ。いつか独立したい方も、歓迎です。
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