日記
diaryブームの業界で、倒産が最多という話。

気になるニュースを見ました。フィットネスジムの倒産が、過去最多のペースだそうです。
意外に聞こえるかもしれません。ピラティスもジムも、いまはブームのはずなので。実際、都内では毎月のように新しいスタジオがオープンしています。この麻布・白金のあたりでも、増えました。
でも、たぶん矛盾していないんですよね。入ってくる人が多い市場は、出ていく人も多い。ただの算数なんですけど、ブームの真ん中にいると、この算数をつい忘れる。
で、ここからが白状なんですが。
うちも、ブームの中で生まれた店です。
ピラティスがこれだけ流行っていなければ、うちのスタジオにこれだけの方が来てくださることも、たぶんなかった。追い風の恩恵を、思いきり受けている側です。まずそこを正直に認めるところから始めたいんです。

ただ、ブームで来たお客様は、ブームと一緒に帰っていきます。厳しい言い方をすれば、流行に乗って選ばれた店は、次の流行に乗って手放される。
だから考えるべきは、「ブームと関係ない理由で、通ってもらえているか」だと思うんです。
あの人に見てもらいたいから。家から近くて、無理なく続くから。始めて半年で、階段が楽になったから。そういう理由は、流行が終わっても消えません。
先日、麻布十番まつりの話を書いたときに、60年続く商店街に脱帽した、と書きました。60年の間には、景気もブームも何周もしたはずで。それでも続いたのは、どこかの時点で「祭りだから行く」が「この街だから行く」に変わったからだと思うんです。
店も同じで、「ピラティスだから行く」が「ここだから行く」に変わったとき、初めてブームの外に出られる。
じゃあその分かれ目はどこにあるのかというと、結局、毎回のセッションの中身なんですよね。姿勢の小さな変化に気付けたか。カルテを丁寧に書いたか。派手な一手ではなくて、細部の積み重ね。うちの理念は「本質は、細部に宿る。」なんですけど、あれはこういうときのための言葉だと思っています。
ブームはいつか終わります。いつ終わるかは、ぼくらにはコントロールできません。できるのは、終わった朝に「それでも通う理由」がお客様の中に残っているようにしておくことだけ。
倒産最多のニュースは、他人事ではなく、宿題として読みました。
麻布十番・白金高輪でマシンピラティスなら MOMO PERSONAL MACHINE PILATESへ。ブームが終わっても通いたくなる店を、目指しています。
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